日野の思ひ出

今朝は日野直行です。
八王子駅からふたつ新宿寄りのこの駅は将に「新選組のふるさと」ですね。
今朝方、鼻風邪をひいてしまいまして鼻をかむのに忙しくて寝ていられず、その結果早起きとなりましたので予定より随分早い時間に日野駅に到着し、10分ばかし駅周辺を散歩しました。

まずはホームからいつも見えているお寺・・・どんどんマンションやアパートが建って見えなくなりつつありますが、宝泉寺さんです。新選組六番隊長・井上源三郎のお墓があります。(同時に兄で八王子千人同心の井上松五郎のお墓もあります。)時間的に山門近くまでは行けませんでしたが、近づくとこんもりとした森に覆われた大寺です。


少し、駅から西へ歩くと鳥居が見えてきました。ここが八坂神社です。江戸時代には牛主天王と呼ばれていました。鳥居の横には新選組の浅茅色に染め抜いた横断幕が飾られていました。ここが新選組遺跡のひとつと訴えているかのようでした。


本殿は彫り物が見事な江戸末期のものですが、今は写真右手の覆い屋の中にあります。ここに、1858(安政5)年に天然理心流三代目近藤周助の門人達によって奉納された額が残っているのです。
三代目周助の養子となり、四代目を継いだのが近藤勇です。この奉納額には島崎勇として名前が載っています。周助の本姓が島崎なんですね。
他には先程宝泉寺のところで紹介した、井上松五郎・源三郎兄弟や沖田惣次郎等の名前が見えます。
(随分前ですが実物を拝見したことがありますよ。)
ここから少し先に進むと、近藤・土方を全面的に支援した佐藤彦五郎邸跡の日野本陣が現存しているのですが・・・流石にそこまで足は延ばせませんでした。また近いうちに散策したいですね。
さあ、急いでJR日野駅に戻らねば・・・日野駅も素敵な赤いトタン葺きの駅舎なのですよ♪

この駅舎、ユニークでしょ!? 永くこのままであって欲しいものです。
そうそう、三鷹と調布の間にある、近藤勇生家跡には石碑と産湯の井戸などが残るばかりですが、家が取り壊された理由が調布飛行場の発着の邪魔になるとの軍部からの命令によるものだったという事を最近読んだ本で知りました。
静岡県知事を辞任に追い込んだ静岡空港の発着の邪魔になる木々を思い出させますね。