東の旅 往路
桂 二 乗 東の旅発端
桂 文 我 奈良名所
笑福亭呂竹 煮 売 屋
桂 歌之助 七 度 狐
桂 文 三 軽 業
桂 宗 助 うんつく酒
桂 文 我 常大夫儀大夫
桂 文 我 鯉津栄之助
中入り
桂 しん吉 三 人 旅
笑福亭生喬 尼 買 い
桂 文 我 宮 巡 り
3部構成の第1部 11時から14時までの3時間で11席+対談・・・中々にタイトでしたね。
師を含めて8名の噺家さんのリレーということで「色が変わる」ことで聴き続けることが出来ました。これが延々と文我師ひとりだったらと考えると…ちとしんどい。(Twitterで3部までずっと会館にこもっていた人の話を読みましたが、「10時間も落語聴くもんではない。」「2部がおして、3部との間に20分程しかなく夕食抜きとなった」と、修行のようですね。笑)
文三師の「軽業」が本日第1部の秀逸でございました。
二乗さんの「東の旅 発端」の叩きも聴いていて心地の良い立て弁でしたよ。(しりとりの部分も聴きたかったなあ・・・)
「奈良名所」やら「尼買い」やら埋もれてしまう噺はやはりそれなりの問題がありますね。面白ない、とか今の時代にはキツいとか…それをどう今風に甦らせるか?が必要ですわな。おいしいカヤク・クスグリを付け加え、いらん部分を削ぎ落としていく事が必要でしょうねえ…。
今も生きている、そしてやはり面白い噺である「煮売屋」「七度狐」「軽業」が前半に固まっているのもこういう企画では不運ですね。