コロナの日々 このところはこんな感じ の続き

 

11月21日(日)京都行き

昼から京都行き。阪急沿線に住むと京都も神戸も行きやすくてありがたい。柳馬場押小路の洋食おがたに入ろうとしたが昼の時間が終わったばかりだった。もう少し早く家を出るべきだったな。ハンバーグ腹になっていたのだが、近くの出石庵で出石そばを手繰る。これもまた旨し。レティシア書房に立ち寄ってから善行堂へ。詩仙堂でも行こうかと思ったがその時間なし、しかし銀閣寺道バス停から善行堂まで歩くだけで少し京の秋の風情が楽しめた。善行堂では善行さんとじっくり語り合い、お薦めの本をたくさん買い求めた。善行堂近くのバス停は人でいっぱいだったので出町柳まで歩く。京大構内の銀杏が美しい。出町柳でジャズ喫茶LUSH LIFEでしばし寛いでから、京阪で淀屋橋に出て阪急豊中駅で途中下車し、居酒屋「輝」の暖簾をくぐった。

大阪の落語仲間のとみさんと待ち合わせていたのだが、随分前から飲まれていた様子で既に出来上がっていた。大声で維新批判なんかしゃべられるんで少しひやひやする。追いつこうと一生懸命三岳ロックをがぶがぶやったが追いつけないままに終了、タクシーで帰る。途中でとみさんは降りたがその際千円と間違えて万札を置いてゆかれたのだった。降りる際に運転手さんからのお釣りで気づいて大いに驚いた。

今日買った本。 レティシア書房 庄野順三「葦切り」「庭の小さなばら」(母が最近庄野さん読んでいるためなり。「庭の」はこの後わたし大阪にいる間に読了)

善行堂 寺島珠雄「どぶねずみの歌」中村昌義「静かな日」正岡容「随筆 寄席行燈」それに「ぽかん 09」「夜泣き 第十九号」 井口淳子「送別の餃子」(灯火舎)新刊

 

11月22日(月)

大阪実家でテレワーク。外出もせず。

 

11月23日(火)祝日なり

昼ごはんを池田五月丘に住む叔父(母の従弟だが)夫婦と池田鉢塚のふぐ好で食べる。ビール少し飲む。叔父は護憲派であるが移民の話をすると日本に移民が入ることに抵抗ある様子であった。

 

11月24日(水)

今日も実家テレワーク。夜、1万円返しに豊中へ行く。立ち飲みの前沢からBar CHETに流れる。後者で飲んだマルスウイスキーが嬉しかった。

木村紅美「あなたに安全な人」読了。コロナ禍の閉そく感が熟成されて出来上がった小説と感じた。未だコロナ感染者が発生しないゆえに余計ピリピリしている東北のおそらく岩手県を舞台として、東京から帰郷した主人公の女性と、彼女に清掃の依頼を受けた同じ様に帰郷し家族に抑圧されながら暮らす男性とのストーリーが不思議な感覚で紡がれていく。

 

11月25日(木)

実家テレワーク。議事録作成で少々残業となる。一生懸命デスクに向かう姿を老母が心配そうに見ておった。夕食は焼き鯖・白天・小松菜と薄揚げの煮物・しらす大根。

 

11月26日(金)

今日まで実家テレワーク。昼には買い置きの鰻が出てきた。ご馳走だよ。六甲に沈む夕陽が低く垂れこめた雲と山の端で輝いて美しかった。

 

11月27日(土)

午後から大阪・太融寺へ桂南天の会へ出かけた。

文五郎 阿弥陀池

南天 南天謹製小噺

南天 へっつい盗人

中入り

由瓶 じゅうにゅう邸弁当

南天 仔猫