よね吉の渋谷で落語

いつぞやの桂雀喜さんの「ジャッキー7inTOKYO」でも一度お邪魔したことのある、渋谷弁天宗東京別院の建物という不思議な空間での落語会に行ってきました。
そこはJR渋谷駅東口から宮益坂をあがって、ここらへんやったかなあ・・・と首かしげながら、ぐるぐる回りこんでいく、普段人気のない場所なのでした。
14時開演 13時半開場ながら、当日券のみとのことで、少々早めの13時過ぎに到着すると、もう2階の入口から外まで人が並んでいました。その8―9割が女性なので、少々場違いの感に悩まされつつ、寒風吹く中30分待ったのでした・・・。

春風亭 ぽっぽ   たらちね


 桂  よね吉   天  災


古今亭 菊 六   時 そば


 桂  よね吉   天 神 山


ぽっぽさんは女流落語家で小朝師のお弟子さん、平和記念日に入門を許されたので、「ぽっぽ」というかわいらしい名前を授けられたとのこと・・・ ハキハキとした口さばきが気持ちよく好感が持てました。ガンバレ!!
上方の見台や膝かくし等には未だ馴れていない様子で、よね吉さんの準備をしては「小拍子のこんな置き方はみたことない」とか、いじられて笑いを誘っていたのも、楽しい思い出になりました。

古今亭菊六さんは円菊師のお弟子さんで、本格的な古典派でこれからが楽しみな存在とみた。正調の「時そば」を楽しみました。マクラで「私は東京がホームなんですが、今日はなんだかアウエイにいるような気がします」と笑わせてくれます。

さてさて、よね吉さん、いやあ2席とも素晴らしかったですよ!!
特に2席目の「天神山」は秀逸でした。懐かしい枝雀師のエンディングに感動しました♪
2席ともにマクラで爆笑を誘い、また本編でも新しいクスグリで気持ちよく笑わせてもらえました。「天災」で「堪忍袋」の「堪忍」を「ケンミン」と聞き間違えて、それを後につながる笑いの伏線にするあたり、ええ腕してまんなあ・・・と素直に大笑いさせてもらいました。
3月末の独演会も楽しみです。