桂よね吉独演会

土曜日に浅草煮込み通り→神谷バーとハシゴして、大阪へ帰る友人と新橋で別れてから実は落語会に行っておりました。
桂よね吉独演会IN内幸町ホール 19時開演
えらい時間があいたので、時間をつぶすのに往生しました・・・

この会のチケットは渋谷での会に参加した際、幸運にもゲット出来たものでした。

桂よね吉独演会

桂 二 乗  普 請 ほ め


桂 阿か枝  禁 酒 関 所


桂 よね吉  蛸  芝  居


中入り


桂 よね吉  子  別  れ



よね吉さんのシュッとしたところを女性ファンは離さんと見えて、今日も女性客が多い多い・・・NHKの某女子アナの姿もございました。

二乗さんの「普請ほめ」はもう何度めでしょうか? 安心して聴けるネタに仕上がっております。ここにどうフラを入れていくか、という事でしょうか。
一度、最後までいく「牛ほめ」も聴かせてください♪

阿か枝さんは文枝一門で明石出身で阿か枝と命名されたとか・・・そのままやん!! やはり、文枝師匠を感じる話っぷりながら酔いに負けて少し寝入ってしまいました。阿か枝さんごめんなさいね。また聴いてみたい噺家ではあります。

さて、
よね吉さん、もう「蛸芝居」はゆるぎないモンでした。いろんな人の「蛸」を聴きましたが、その上位・・・もしかしたら一番では? 流れが自然でゆったりとたのしませてもらえましたな。

中入りをはんさんで
よね吉さんの「子別れ」!!
よね吉さんのニンに合うた噺でよろしおました。
 江戸版はおかみさんが家を出るんでしたっけ? 上方版ではダンナが女つくって家を出ると全く逆なのが面白いですね。なんでも元々東京に両パターンあったんだそうで、圓馬師という江戸落語上方落語両方をこなす名人が母子版を上方に移したんだとか…
道でバッタリ出会った父と子、父は改心して働き者になっており、子は父いなくてもスクスクと成長している… 内緒やで、と小遣い50銭をやり今度うなぎ屋行こ!!と子に会えた嬉しさ隠せぬ父であった。子の亀は家に帰ってから50銭を母に見つかり父の使っていたゲンノウでぶたれそうになる、「あんたには辛い思いはさせへんかったはずや、どこで盗んできたんや、お父ちゃんのゲンノウでぶつで!!」
亀は素直に白状する。「この金はお父ちゃんにもろたんや、お父ちゃんもう女の人と別れてマジメに働いてんねんて 今度、うなぎ食べさしてもらうねん♪ お母ちゃんも一緒に行こ!!」「そうか」もともと嫌いで別れた訳やない。改心してはんのやったらと、母もうなぎ屋へ行き、縁を戻すかとになった。
「亀という子供がおってこそやなあ、昔から言う通りや・・・子は鎹(かすがい)やで」
亀「僕は鎹なん?どおりでゲンノウでぶつと言った」でオチ
鎹(かすがい)というのは ]な形をしてて2本の材木をつなぎとめるものでこれを金槌をデカくしたようなゲンノウで打ち込むんじゃな。
上方では未見ながらざこば師が感情入れまくりで熱演されてるらしいですが、はんなりあっさりした今日のよね吉版は得点高いんじゃないですか?
大満足して銀座線で帰路につきました♪