京の落語家 桂 米二でございます  第12回


桂 雀五郎  みかん屋


桂 こごろう 野崎詣り


桂 米 二  天狗裁き


中入り


桂 米 二  かわり目





今日は米二(よねじ)師が米朝師匠の十八番を2席やろうという意気込み高き会。されど師のブログでは前売り券の売れ行き不調を嘆かれていました。私といえば、そう落語会ばかり行ってられへんもんなあ。米二師の「天狗裁き」は繁昌亭で聴いたしなあ。と二の足踏んで前売りに触手が動いていませんでした。
当日になって、ガラガラでもう東京やめや言いはっても困るなあ…南天襲名が決まったこごろうさんの「野崎」と師匠の「替わり目」聴けたら充分やと、思い直して出掛けてみたらほぼ満員の入りでした。
ひと安心の米二師、「来てくれはるんやったら、もっと早うチケット買うて安心させてください」とニガ笑いされていました。

雀五郎さんの「みかん屋」 よく聴く噺ですが、なんというか雀五郎さんの抜けた感じが素直に伸びていっってくれたらいいなあ・・・と思わせてくれる口跡でした。
さあ、期待のこごろうさんの「野崎詣り」・・・
大阪郊外の野崎観音に参る喜六清八のふたり連れ、徳庵堤から船に乗って向かいます。野崎詣での名物、堤を歩く人と船の人との言い合い喧嘩を喜六もやってみるのですが・・・というお噺
こごろうさんの「野崎」 ええなあ♪ まだまだこれからコナれて爆笑こごろう噺になる予感あり!!
さてさて、
米二師、夢のマクラから「天狗裁き」へ・・・ 地球最期の日の夢や米朝師匠の死ぬ夢をよく見られるそうですよ。それも若い頃から!! 野垂れ死にした師匠を引き取りにいく夢もあったとか・・・これは大事な人を失いたくないという思いから見る夢のようですよ、米二師匠!!
そうそう、
米朝師匠が27日に退院されることが決まったそうです。
最後は、米朝十八番のもうひとつ「替わり目」・・・酔っ払いが通りがかりのうどん屋に酒の燗をつけさせる噺?(少しまとめ方が強引やなあ)
何度か米朝師匠がダブりました。やはり米二師は米朝師匠の弟子なんですねえ・・・いい出来でとても満足させていただきましたよ。
さあ、6月の国立能楽堂での会も行かせてもらいましょか!! 前売り買うかどうかはわからへんけどね・・・。