奈々福七色 第1回 傀儡師と奈々福@カメリアホール

ちょっと疲れが出ていて家を出るのが遅れて開演ブザーと同時の着席となった。


景友 越山の刀 曲師:沢村美舟
奈々福 亀甲縞の由来 曲師:沢村豊子
中入り
百鬼ゆめひな 六花
コラボ:椿太夫の恋 曲師:沢村豊子


「六花」に続いてコラボの「椿太夫の恋」、1人遣いの人形で、遣い手が黒子を脱ぐと仮面を被っていて驚く。成る程そういうのもありか。ただ密着しているのでどうしてもエロスを生じてしまうな。
豊子師匠が凄かったなあ〜。ゆめひなさんの、人形の動きを追ってそれに合わせて音を出し、奈々福さんが喋り出すといつもの通り奈々福さんを凝視して撥を入れる姿に戻るのだ。
奈々福さんの「椿太夫の恋」は素晴らしいものの、木馬亭での感動には及ばなかった、と言うかやはり浪曲に集中出来ないコラボゆえかとも感じられるのだ。ゆえに相乗効果があったかとなると判断し難い。しかし、面白い試みなのは確かで来年からの七色も楽しみだ。




追記:その後もいろいろ考えているのだが、どうしても人形がアテ振りになるのが弱いのだと思う。一層のこと彼女の六花を演じれば良かったのではないだろうか。それとも浪曲を途切れさせて合間に創作を挟むか・・・。椿太夫の人形は裾がぐずぐずになっていたのも気にかかるところだったなあ。